青山剛昌『名探偵コナン』, 週刊少年サンデー, 小学館 (1994)1巻 FILE.1「平成のホームズ」p.13
「どけ!オレ達が先だ!!」と子供を蹴飛ばしてジェットコースターに乗車したウォッカ。
しかし、よく見ると、その時点ですでにジンは乗車し、安全バーも下げ終わっている。 子供を蹴っている暇があれば早く乗ったら良いのではないのだろうか。
そしてなにより、子供より先に乗車したことで、ジンとウォッカは、この残忍な事件の立会人となった。 裏を返せば、ウォッカのおかげで、この子供は、目の前に乗車した男性の首が飛ぶところを見なくて済んだ。 あんな惨状をみてしまったら一生ジェットコースターに乗れないどころか心にトラウマを抱えて生きていく羽目になるだろうから、 ここでウォッカに先に乗ってもらえて、この少年は本当に幸運だったと思う。
さらには、ウォッカ、ここでこのコースターに乗ったことがきっかけで、平成のシャーロックホームズと呼ばれる工藤新一に目をつけられることになり、 きっと将来、工藤によって黒の組織が破滅させられることになる....のだろう。 彼らにとって、とんでもなく、乗ったらいけないコースターだった。これ。
ジンはなぜ「組織が新開発した毒薬」をたくさん所持しているのか